導入事例

「業務プロセスの統一とコンプライアンス強化で、派遣管理を効率化」

ダイハツ九州株式会社は、昭和35年創業の自動車、産業車両、各種エンジンの開発・設計・製造・販売を行う会社です。
資本金60億円、代表取締役社長は日野克浩氏です。
大分県中津市と福岡県久留米市に工場を構え、ダイハツ車の生産拠点として重要な役割を担っています。
お客様に高品質な製品をお届けするため、日々技術革新に取り組んでいます。
また、地域社会への貢献、環境保全にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指しています。

ダイハツ九州株式会社
総務・人事室　課長
畑中　剛様

会社名

ダイハツ九州株式会社

業種

自動車や産業車両および関連機器の開発・製造・販売・修理

利用人数

1,000名

導入サービス

クラウドスタッフィング派遣管理

導入時期

2021年7月

会社サイトURL

https://www.daihatsu-kyushu.co.jp/

派遣DX EXPO2022にて、畑中様にご登壇いただきました。

日頃からシステムをご提案する際、導入を検討されている派遣先企業様からは「導入による具体的なメリット」や「現場での課題」、「他社の導入事例」について、多くのご質問をいただいています。

今回のインタビューでは、株式会社ダイハツ九州の人事課長である畑中様にご協力いただき、DX導入による実際の成果や課題解決の過程について、具体的な体験談を伺いました。
派遣業界でのDX推進が注目される中で、派遣元と連携して派遣業務の改善に成功されています。
その過程で得られたポイントや導入後の成果について、具体的にご紹介いただきました。

導入を検討することになったきっかけや課題点は何ですか？

DX化システムの導入を検討した背景には、業務効率化とリスク管理の強化が必要だったことがあります。
特に派遣法や労働基準法の遵守が求められる中で、コンプライアンス管理の強化が急務となっていました。
また、業務手順が統一されておらず、契約や請求業務でのミスや無駄が多発していたため、これらの課題を解決すべく、業務のデジタル化とシステム導入が検討されました。

最初にどのような業務から着手されましたか？

最初に取り組んだのは契約書類のペーパーレス化です。これにより、紙のやり取りが減り、書類紛失のリスクが解消され、ファイリング作業の手間も軽減されましたし、紙ベースで行っていた承認プロセスをデジタル化したことで、業務効率が大幅に向上し、押印作業が不要になったため、業務の流れがスムーズに進むようになりました。

導入によるメリットや成果を、具体的に教えてください。

DX化の導入により、ペーパーレス化が進んだことで業務効率が大幅に向上しました。
書類管理が簡便になり、業務手順の統一により作業ミスが大幅に減少しました。
また、コンプライアンス管理も強化され、法令違反のリスク軽減にもつながっています。
これらにより、業務全体の効率化とコスト削減が実現し、企業全体のパフォーマンス向上に貢献しています。

派遣先企業と派遣会社はどのような点を改善したかったのでしょうか？

派遣先企業が改善したいと考えていた課題の一つは「コンプライアンスの徹底」です。
派遣法違反のリスクを抑えるため、派遣会社との管理方法を統一し、法令を確実に守る体制が求められていました。
さらに、業務手順の標準化や、契約および請求業務におけるミスや無駄の削減も重要な課題として挙げられていました。
個別対応が負担となっていた業務を効率化し、作業ミスを最小限に抑えることが目指されていました。

一方、派遣会社が抱えていた課題には、スタッフ管理の強化と、契約から請求に至るまでの業務効率化がありました。
年々増加する管理業務に対応する中で、採用活動やスタッフの定着促進に割く時間が減少していたためです。
また、派遣法の改正により、業務管理の簡略化や、ミス・無駄の削減が急務となっていました。従来のアナログな管理方法では限界があったため、全体の業務をデジタル化し、効率化を図る必要がありました。

今後、変革したいと考えている派遣業務はなんですか？

今後の課題として、派遣社員とのコミュニケーション改善、管理台帳の効率化、残業時間管理の最適化、有給取得状況の見える化が挙げられます。
これらの取り組みにより、派遣先と派遣元双方の業務負担を軽減し、さらなる効率化を図るとともに、労務管理の強化を目指します。
DX化をさらに推進し、柔軟かつ持続可能な働き方の実現を目指しています。